チェコの旅

06 May 2019

 3月の中旬、急に思いたってジョンにチェコに旅行に行かないか、と誘ったら、意外にもあっさりと、いいねえ、との返事が返ってきました。 

BBの宿泊の予約は4月中旬までなかったし、2月までは毎日のように出張レッスンで出かけていたジョンも、日立の駐在員家族が日本に引き上げた後は、別の会社に勤める駐在員の奥さんが唯一の生徒になり、かなり時間的に余裕ができたこともあります。(普段、シーズンオフ中に時間がある時は家の中の修理とかペンキ塗り、畑に出かけたりしています)

なぜチェコか、というと、去年の秋、巡礼路を歩いた際に知り合った、チェコの女性としばらく一緒に歩いたことが発端です。チェコには行ったこともないし、国のことはほとんど何もしらない、と正直に言うと、「機会があれば一度来てみたら、いい国よ、私の住んでいる町は山に囲まれていて、スキー、サイクリング、ハイキングに訪れる人も多いのよ」という言葉が頭に残っていて、いつか行ってみよう、とは思っていたのです。 丁度いいタイミングで時間が出来たので、それでは、ということになりました。

旅行の内容は2人で大まかに決めたのですが、手配は自分でやるから、というジョンに任せました。

プラハへの適当なフライトが見つからず、他を探していたら、ポーランドのワルシャワ行きが1人25ポンド(約4千円)の安いチケットを見つけ、ワルシャワ経由チェコ行きに即決定です。ワルシャワに2泊した後、電車でチェコに入り、知り合った女性、カテリーナが住む、北部のりべレックの町に3泊、その後はプラハに戻り、都会嫌いなジョンにはめずらしく、一度行ってみたかったというウイーンに行き、その後再びチェコに戻り、ボヘミア南部に4泊、帰国はプラハから、と移動の多い旅の行程は出来上がってみると2週間になっていました。言葉通り、ホテル、乗り物、などの手配はすべてジョンがしてくれたので、私にとってはとても楽な旅になった次第です。短期間の旅行中、ワルシャワ、プラハ、ウイーン、と三つの国の首都を訪れ、それぞれに異なる町を歩けたのはなかなか興味深い体験でした。



Czeech republic 004.jpg移動中の電車やバスからの眺めからも国の様子がある程度見えてきます。耕作地が少なく、単調な平らな野原が続くポーランドからチェコに入ると、丘陵地帯が多く、風景にも変化がでてきます。以前、共産圏だった両国には未だに昔の遺物のような無愛想な建物を目にすることもありました。チェコからオーストリアに入ると、すべてがきちんと整備され、工場等の建物もりっぱで、この国がヨーロッパの先進国であることを気づかせてくれます。


Czeech republic 015.jpg カテリーナが住むりべレックの町はチェコでは6番目に大きく、何世紀も前には繊維産業で栄えた町だそうで、中心地の広場に建つ教会は地方都市にしてはとてもりっぱでした。彼女のガイドで、町からさらに電車で山間部に行き、ハイキングをし、夕食はチェコ名物のポーク料理を出すレストランに案内してくれました。食事の後に、せっかくだから私のアパートも見ていって、と誘われ、町外れの高台にある彼女のアパートに連れていってくれました。それほど広くはないですが、3部屋もあり、ベランダからは街並みと遠くの山々も見えるうらやましい環境です。部屋の一つにはスキー、山道具、自転車などの置き場になっていて、アウトドアスポーツが大好きという、と言う、30代前半の独身の彼女の生活ぶりが伺えました。まだかなりのローンが残っている、とは言っていましたが。来年、チェルトナムでの再会を約束してりべレックの町を後にしました。


Czeech republic 017.jpg 今回、チェコでは二ヶ所の世界遺産を訪れました。プラハと南部にある中世の町、チェスキークロムホフです。二ヶ所共訪れる価値は十分にありますが、それだけ観光客を引きつけるということでもあります。特に中世の街並みがそっくり残っているチェスキークロムホフは、まだ観光シーズンには間があるというのに、小さな町に観光客があふれていました。夏にはどれだけ混雑するか。。。想像できません。人ごみが嫌いなジョンと一緒のため、頑張って早起きをして、プラハのお城も中世の面影をそのまま残す町も、観光客が少ない静かな時間に歩けたのは幸いでした。

 オーストリアは別としても、ポーランドもチェコも、ホテルも乗り物も外食も安く、物価の高いイギリスから行くと、とても旅行がしやすく感じられます。プラハからウイーンへは再び電車利用です。車内では何度も車内販売のワゴンが通りましたが、いつも魔法瓶を持ち歩く私達は気にもとめなかったのですが、向かいに座った人が、飲み物は無料よ、と教えてくれ、それでは、とありがたくおいしいリンゴジュース(果汁100%)をもらいました。お昼近くになると、サンドイッチも売り始め、クロワッサンにハムをはさんだものが1ユーロ、新聞、雑誌も無料、とのこと。こんな車内サービスは初めて、と感激。 若い男性の乗務員も感じがよく、4時間の電車の旅はとてもいい印象を残してくれたのです。




 小さなチェコの国はポーランド、スロヴァキア、オーストリア、ドイツと4つの国に囲まれています。北部のりべレックでハイキングをした時には、ポーランドからのハイカーに会い、ボヘミア南部の小さな田舎町では何組かのドイツ人と同宿でした。日本、イギリスという島国から来ると地続きの国境が不思議に思えます。昔(大昔です)ユーレルパスでヨーロッパを何ヶ月か列車で回ったのですが、国境に着く度に電車が止り、制服をきた国境係官が「パスポートコントロール!」と叫んで乗り込んできて、その度に緊張したものです。今回は飛行機での出入国は別にして、電車、バスでの国境越えはまったくチェックがなく、いつ国境を越えたのかもわからないほどです。 EUのメンバー国内の移動だからでしょうが、言葉も習慣も異なる国に移るのに、この自由な往来はやっぱり不思議です。

 最近は旅ブログが多くなりました。私もリタイアの年齢を越し、営業期間を短縮して自分の生活時間を多く持つようにしたせいもあります。 また、近年はステインクロスへの予約の問い合わせも減ってきています。若者が旅行をしなくなったせいもあるのでしょうが、昨今は、個人で海外旅行に行く際、宿を決めるのに、まずネットの予約サイトをチェックするようになったのが大きな理由と思われます。ガイドブック、予約サイドに載っていないB&Bへの問い合わせが少なくなってきているのも頷けます。今はほとんどがリピーターか口コミのお客さんです。それをいいことに私の旅ブログも増えていくのでしょうか?




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